BOTAは私の故郷・福岡県飯塚市(旧:穂波町)にそびえ立つ筑豊炭田の「ボタ山」に由来しています。
このボタとは、石炭や亜炭を採掘した時に出る捨石のことで、言わば取るに足らない「カス」や「クズ」です。
だけど英語では「ワイン樽」、スペイン語やポルトガル語では「ブーツ(長靴)」、
そしてアルバニア語では「世界」という意味を持っていたり。
ネガティブでも、ポジティブでもいい。
ひとつの意味にとらわれることなく、何者にもなれる存在としてのBOTA。
そんな拠り所になれば良いなと思っています。
隈元博樹
会社概要
- 会社名
- 株式会社BOTA
- 設立
- 2020年9月8日
- 代表
- 隈元博樹
- 所在地
- 〒154-0002 東京都世田谷区下馬5-28-15
テラス下馬ストラータ1号
- info@bota-film.com
事業内容
- 映画/映像
- 映画、映像作品の企画・撮影・編集・制作・配給・宣伝・上映・販売業務
- 出版
- 書籍、印刷物の企画・デザイン・編集・広告・販売・制作代行業務
- その他
- 各種イベントの企画・制作業務
フィルムアーカイブ事業に付帯する派遣・輸送業務
映画関連グッズ、アパレル製品の企画・製造・販売業務
音楽用品、音楽機器の販売・輸出入業務
ワークショップ、セミナーの企画・経営業務
メンバー紹介
Photo by Takeshi Yamagata
代表取締役
隈元博樹
1987年、福岡県生まれ。横浜国立大学大学院都市イノベーション学府博士課程前期修了。映画『Sugar Baby』(2011)、『夜明けとBLUE』(2013)、『あの残像を求めて』(2014)などを監督。また、共同脚本作品として『ナギョンとキヌカワ』(2017、堀江貴大監督)がある。映画雑誌「NOBODY」「映画芸術」「Time Out Tokyo」「CINRA」などへの映画評執筆も多数。共著に『映画を撮った35の言葉たち』(フィルムアート社)、インタヴュー掲載に『躍動 横浜の若き表現者たち』(春風社)がある。
ワークショップ参加歴
・2016.09.19-20/2017.07.31-08.04「アジアフォーカス・福岡国際映画祭ワークショップ」
(フクオカ・フィルムフォーラム)
新作短編のピッチングおよび同ワークショップで制作された『ナギョンとキヌカワ』に脚本・助監督として参加
・2016.11.08-16「Autumn Meeting2016」(ベトナム・ダナン)
監督のファン・ダン・ジーやトラン・アン・ユンによる指導のもと、毎年ベトナムのダナンで開催されているアジアの若手作家育成プログラムに参加
作品紹介など
あずきと雨
中国大陸の干ばつの影響によってあずきの輸入量が激減しているなか、不動産会社で働くユキは別れたはずのノブと同棲を続けている。ある朝、ユキはひとつのできごとをきっかけに家から出て行くようノブに促す。すると彼は、大好きなあずきアイスを片手に「雨が降ったら出て行くよ」と告げるのだった。一方、ユキは勤務先に訪れたリコの家探しに協力することになるが、彼女が提示する条件に見合った物件は見つからない。それどころかリコは、地方から出てきた家出少女であることが明らかとなり……。
あの残像を求めて
廃品集積場で働く奈美は、初老の新人・内田と市内の収集場を回るよう告げられる。あるとき奈美は内田から8ミリカメラとフィルムを譲り受けるのだが、そのカメラとフィルムには、内田のある秘密が隠されていたのだった。
・「ニッポン・コネクション2016」ニッポン・ヴィジョンズ部門・招待
・「SKIPシティ国際Dシネマ映画祭2015」短編部門・入選
・「シネ・ドライヴ2015」招待
・「はままつ映画祭2015」入選
・「第10回福井映画祭」短編部門・審査員特別賞
夜明けとBLUE
ショップ店員の由美は、仕事を辞めて日本を離れることになっている。彼女はシンガー「Yumi」でもあり、新たな環境を求めて、ニューヨークへと旅立つのだ。ラストライブを終えたあと、小説家で元カレの田川と再会する由美。しかし彼女は、ふいに忘れがたい過去を思い出してしまうのだった......。
・「第1回LOAD SHOWコンペティション」入選
・「リンケージフィルムフェスティバル」入選
Sugar Baby
自主映画監督兼俳優の翔平は、撮影中に祖父の三周忌で実家に戻るよう母から電話を受けた。久々の帰郷に苛立つ翔平だったが、元炭鉱街である故郷と、その街の映画館文化とが密接につながっていることを知ると、彼を取りまく現実と虚構の境界はしだいに崩れはじめてゆく……かつての産業都市の失われた「いま」を放浪する現代風シネマ・エッセイ。
・「ニッポン・コネクション2012」ニッポン・ヴィジョンズ部門・招待
・「メイド・イン釜山独立映画祭2012」招待
・「シネ・ドライヴ2012」招待
・「福岡インディペンデント映画祭2012」優秀作品賞
・「第16回水戸短編映像祭」コンペティション部門・審査員奨励賞(ISEC賞)
瞼は自分で閉じてくる
企画・構成:桑原史香
演出・編集:隈元博樹
撮影:斎藤亮太郎、佐藤駿、日野裕介
スチール:前澤秀登
音楽:松延耕資
出演:桑原史香 長谷川宝子 藤野貴世子 米田沙織 ほか